2013年3月31日日曜日

高崎茶道会大茶会 in 少林山

今日は曇って時々雨がパラついて何だか肌寒くなってしまいましたが、桜は長持ちしそうな天気でした。


にも負けず、朝も早よから(そこまで早くなかったけど)着付けしてお茶会に行って来ました。



少林山に到着してまず一発目、「駐車場が既にいっぱいで入れないから観光バスとか止める正面の駐車場を開放するのでそちらに止めてください。」とのコトでした。


ん?



観光バスが止まる駐車場ってまさか。。




この山門の前です。




上記の画像の向かって右側に駐車場があります。
ここに止めろと。




と、言うコトは?







朝っぱらから着物でこの山門の向こうに見えている200段以上ある階段を登れ。

と言うコトです。





ええ、登りましたよ。


ほぼ間違いなく、かろうじて明日の夕方くらいに筋肉痛です。
この階段を登るのはせいぜいだるま市の時くらいだったはずなのに。





Chloeさん、来た~。
キャー、素敵です☆ミ
大正ロマン風のレトロな感じの着物。
かなり前に仕立てたそうですが、とってもきれい。
バレエの時とはやっぱり違いますねぇ♪





そしてお茶会へ。





一席目には第三席の表千家に入れて頂きました。


やっぱりね、自分の習ってる流派が一番落ち着く。
表千家の慣れた空気の中で美味しいお菓子とお茶を頂いて、ちょっと温まってきました。
知ってる方も近くにいらっしゃいましたので、余計に。

Chloeさんは若干緊張気味。
でもそこはやっぱり元々所作のきれいな姉さんです。
私もコソコソつぶやきましたが、何ら問題ないのです。


鉢の木さんの黄身餡がとっても美味しかった♪




お菓子とかも写真撮りたかったけど、そんな空気でもないのでそこは無理でしたが、




渾身の一枚。




お床に飾られたお花。

お席が終わって他の方がデジカメで写真を撮られていたので、どさくさに紛れて「えいっ」って撮らせて頂きました。

お道具も撮りたかったけど、そんな空気じゃない訳です。




二席目は東阿部流のお煎茶席です。

もうお席の写真は撮れませんでした。
そんなトコヘタレなので。


お煎茶は一煎目は玉露の甘味を味わって、二煎目の前にお菓子を頂きます。
お抹茶も好きだけど割と重いので、三席入れる内の二席目か三席目にお煎茶席に入るようにしてます。


お煎茶美味しい。
自分ンちで普通にお茶を淹れて飲むのとは全然違います。

お煎茶は温度の調整がとても重要らしく、熱湯で淹れると玉露の香りや甘味が飛んでしまうそうです。
70~80℃くらいがベストって聞いたような。

二煎目は少し苦みが出てくるのでお菓子を頂いてから。


ただ、日頃お抹茶のお稽古をしているとお煎茶のお作法は全く違うので、毎回周りの方に聞きながら頂いています。
お稽古してないとどうも覚えられないらしい。
こんなだったかな~くらいで、私も知らない人に「こうでしたっけ??」とか聞きます。


お煎茶はお抹茶の茶碗よりもとっても小さくてカワイイ茶碗です。
飲茶の日本版みたいな感じ。

五人分が一緒に供されます。


二煎目はお弟子さん達がそれぞれ小さい所謂急須にお茶を淹れて持って来て、その場で淹れてくれます。
それもお抹茶にはないやり方です。

Chloeさんも喜んでくれたみたいで良かった(*^_^*)





三席目は大日本茶道学会のお席に入りました。

こちらのお菓子も鉢の木さんの黄身餡の練り切り。
黄身餡好き。



そんなこんなしてると、私自身はあっちこっちのお茶会に顔を出しているし、同じ社中の方々にももちろんお会いするので色んなところで色んな方にご挨拶するのですが、十年振りくらいにお会いする方がいらっしゃいました。
しかもバレエ関係。
子供さんが前にバレエをやってて、私はそのお母さんと仲が良かったのですが、まさかお茶会でお会いするとは。
久し振りにお話出来ました。




んで、一通りお席に入ったので外に出て、せっかく桜の時期だし、とりあえず写真を撮ってみました。


しだれ桜。
やっぱり携帯じゃイマイチ写らないけど。






その横のお花。
名前は。。分かんないorz




その後、せっかく着物を着て来たのでランチに行こう!というコトになってたので、そのまま高崎ビューホテルへ向かいました。


着物を着ててパスタは危険。
ちょこっと跳ねたらもうアウト。




なので、4階の和食さんへ行きました。




高崎ビューホテルは学生時代にずっとバイトしてました。
当時一緒に働いてた人達は、入れ替わってる人もいるけど皆さんそれぞれ偉くなってるし、懐かしい気持ちで一人でもフラっとご飯食べに行くんだけど。

ここしばらく行ってなかったな。
昨年の高崎茶道会50周年式典以来。



そんな感じなので、メニューは見なくても板前さんにお任せでお願いしました。






旨い。
お魚大好き。
茶碗蒸し、うどん、天麩羅大好き。


板前さんとChloeさんと話しながら食べてると、板前さん(もちろん仕事しながら)がお寿司を握り始めて、目の前に白身の魚のお刺身が。
いやいや、私達にじゃないです。
お仕事です。


白身魚好きな私は思わず。。



M それ鯛?


板 いや、平目。縁側とか好き?



M 大好きぃ❤



板 じゃちょっと待ってて。



M やったぁ♪




しっかり縁側のお刺身も頂きました.。゚+.(・∀・)゚+.゚



廻るお寿司屋さんのとはやっぱり全然違う~。
旨い。



今度またChloeさんとお寿司を食べに来るのもいいな。





その後、1階でお茶しました。


ロールケーキとカプチーノ。
生クリームはサービスしてくれました。


…着物、着てんダロ。


とか、


帯締めてんダロとかスルー。



時間も忘れてChloeさんと色々話して、とっても充実した楽しい一日が終わりました。。





またChloeさんと一緒に色々企んでるので、それはまた。






いやぁ。楽しかったな~。



2013年3月24日日曜日

ぬるま湯。  & お茶会告知。

実家から程近いところに早咲きの桜があります。

品種がどうこうじゃなくて、たぶんその桜はソメイヨシノだと思いますが、何故か毎年真っ先に満開になります。


その木の隣にも同じ条件で同じ桜の木はあるのに、今年も既にその木だけ満開でした。
いつも車で通り掛かるだけだから画像とかはないんだけど。



東京で7分~満開くらい?
群馬は満開まではまだもう少し掛かるし、他の木の蕾はまだ硬そうです。
何の違いがあるんだろうなぁ。。と毎年そこを通る度に不思議に思うのでした。


…かと言って、やたらと理屈をつけようとするのも何だか野暮な気もするしね。



分からないままにしておくのが好い事もある。





金曜の夜だったか、何となくテレビを点けたら「僕らの音楽」って番組をやってました。

武部聡志さんとアルフィーの高見沢さんが話してました。


アルフィーって今年40周年記念だそうで。
すごいよね。
私が生まれた時にはもうバンドだったんだ。

高見沢さんが言ってました。

「ぬるま湯の関係っていい意味で使われないけど、ぬるま湯で居続けるには努力が必要なんですよ」


思わず、目からうろこな感じがしました。


そういうぬるいゆるい感覚が今までなかった。
いつも全部を「カチッカチッ」と音がしそうなくらいちゃんとやらなきゃいけないような気がしてた。

イヤ、出来てるかどうかは別にしても。


「やらなきゃいけない」ような気ばっかりが先行してた訳です。


ぬるま湯で居続けるには、熱くなり過ぎたら冷まして、冷え過ぎたら温める。
その加減が努力ってコトか。



自分がやらなきゃ、ちゃんとしなきゃって思ってると、知らない内に自他共に許容範囲が狭くなったりしてるっぽい。

自分を許さない。
けど、結局どこかで他人も許せてなくて我慢してるだけ、みたいな。

人間関係も然りだけど、自分の中の問題の方が大きいかも知れない。


そこまでカチカチやらなくてもいいやと思えれば、人のコトも自分がそうなんだからそうだろうってホントに思えるのかも知れない。


思っているよりも、私は堅苦しくて気が短くて頑固な部分があるのを自覚してきて、それが外へ向かうよりも自分の内側に向かってるコトが多いのを悪循環に感じていました。
胃潰瘍とかになっちゃうのも、そういうのが一因してたかも知れない。



外に出すのは怖いから。
後で痛い目見ちゃうのは自分だから。



前は熱いか冷めてるか、白か黒かのどっちかしかなかった。
ぬるいところとかグレーな辺りがどこなのかよく分からなかった。


こういうのが所謂「年を取ると丸くなる」って事なのかなぁ。。


そもそもが、どーせ多少ゆるくてもホントにやらなきゃいけない事は、そんなの考える前に多分やってる。


付き合いの浅い周りからは既に「気難しい」と思われてるっぽいし。
そりゃあ、ヤなヤツに対しては多少気難しくもなるかも知れんが。
最近はかなりゆるく適当でいいやって構えてるつもりだけど。



そんなこんなで、どこまでもぬるま湯な私で居続けてみようと思った訳です。
お風呂だってぬるめのお湯ならいつまでも浸かってられるでしょ。



けど、抹茶のお湯は熱い方が好い。




そんな訳で。。




<告知>
来週の日曜日に、高崎茶道会大茶会が催されます。

日時; 3月31日(日) 10:00~15:00
場所; 高崎市 少林山

お茶券は当日券が受付で販売されます。(三席分)
多分(毎度申し訳ない)1,800円。


一般の方も参加出来るお茶会ですので、興味のある方はどうぞ。
昨年の高崎シティギャラリーの合同茶会よりもガッツリお茶会です。
来られる際は、懐紙と黒文字↓をご持参ください。
Google画像から拝借してきました。

懐紙の柄は少しくらいあってもOKです。


お作法を心配される方も多いかと思いますが、自分の前(隣)の人を見て同じにすれば大丈夫ですし、多少間違っても何か言われる事はありませんのでご安心を。

あ、着物は着てなくても全然大丈夫です。
洋服で来られる方もたくさんいらっしゃいます。


私は今回、いつもコメントくださってるChloe姉さんと出席します。
いつもとはまた違った感じになりそうなお茶会、楽しみです♪








2013年3月20日水曜日

バレエって?

今日はお彼岸。

母を連れて買い物と食事に行く事になっていたので、朝も早よから(そんなに早くもなかったけど)実家へ。


今住んでるところから実家までは、どこをどう通ってもお彼岸渋滞に出くわします。
方向は違うんだけど、デッカイ霊園があるから。
ある方面からその霊園へ向かおうとすると、その途中の一点がものすごい渋滞します。
お彼岸、お盆、大変。
実家に行きたいだけなのに(´・ω・`)




先週引いた風邪もようやく治まったので、バレエのレッスン再開です。今日じゃないけど。


「バレエストレッチ」とか「自宅でバレエ!!バレエメソッドDVD」とか見掛けます。

ストレッチはDVDでもいいだろうけど、バレエ自体はやっぱりちゃんと先生に付かないとそれで正しいかどうか実感ないと思うんだよねぇ。。
バレエで使う筋肉を鍛えたいとかだったら尚更。


よくよく考えてみると、バレエを始めて20年に近くなってるコトに気が付きます。
途中1年くらい休んでた時間を除いては、大体コンスタントにレッスンには行ってます。
ドイツに居た時も。


そうそう、ドイツで何となく色々分かったような気がするコトもありました。



私は以前、ドゥバン(前)の足を上げるのがとっても苦手でした。
グランバットマンとかだけじゃなくて、ソッテとかもあんまり得意じゃなかった。
足を前に上げる時は腹筋を使えと言われます。
それが体感的によく分かってませんでした。頭では理解出来るんだけど。。

それがドイツでプロダンサーやってる子達と一緒のレッスンに刺激を受けたのか、何かをどう意識したとか分かんないんだけど、ある時突然腹筋使って足を上げる感覚が分かって、ソコソコ上がるようになりました。


何て言うか、自分の足の柔軟性にも因るかもだけど、例えばグランバットマンなら「これ以上は上がらない」けど手で上げたら上がる、という人には、その「これ以上は」ってトコからもう一つ足を開くイメージで上げてみると、フッと上がる。かも。
筋力で上げてる感があると、せっかく股関節は柔らかいのに力んでるせいでリミッターが掛かってる可能性はあるかも知れません。
私はガッツリそのタイプでした。
足を開こうと思うと変な力が入らなくなる。。気がする。

アラスゴンド(横)でもデリエール(後ろ)でも同じです。



ただなぁ。。こればっかりは自分の主観だったりするから皆がみんなそうとは言い切れない部分もあるかも知れないけど。。





あとね、バレエでもジャズでもHiphopでも共通するところだと思うんだけど、「自分の体をコントロールする」感覚が出来ると動きやすくなると思います。

回転ものやジャンプなど惰性で止まりきれなかったり、バランスが取れなかったりする事は多々あります。
それを自分の筋力で制御する感覚が出来ると、最初は筋肉痛に苦しむ事にはなりますが、そこから先が楽になるし、楽しくなります。

トゥシューズを履き始めると更にその感覚が重要になってきます。
自分の足と同じように感じられないと、思ったようには踊れないから。

トゥシューズの履き始めって、あの微妙に目線が上がって不安定な感じが怖いんだよね。。
普段低いヒールの靴、或いはペッタンコな靴を履いてる人が、ハイヒールを履くと不安定で歩くのが怖いでしょ。
あの感覚の究極?じゃないかな。
たまーにトゥシューズ履くと、感覚が戻ってくるまではやっぱり怖いもん。

あ、逆にトゥシューズを履いてポワントで立つ感覚があると、いくらヒールが高くても全然平気で歩けると思います。多分。
少なくても私はそうかな。。
好きなブランドはあるけど、10cmのヒールでも走るし。
ヒールを履いて膝を曲げっぱなしで引き摺るように歩いてる女性を見ると、転ぶんじゃないか、腰を痛めるんじゃないかと見てるこっちがハラハラします。
あれは気を付けた方がいいと思う。
ヒールで歩く時に後ろの膝が伸びないようであれば、靴が合ってないかも知れません。
普通に立つにも歩くにも、バランスを取るのは足の指全体らしい。
変に力まずに、足の指全体にバランスよく体重が乗ってるのを感じられると楽じゃないかなぁ。





それから「ダンスはこういうもの」っていう自分の中の先入観みたいなものを一度捨ててみるのも大事かも。

特にバレエは既に出来上がってるプロダンサーを観て憧れたりするから、実際にレッスンしてみると「こんなはずじゃ…??」ってなるコトが多いみたいです。
プロダンサーは地道な基礎訓練を、プロになっても毎日繰り返しています。
基礎の動きと舞台での動きには多少違いがある場合があります。


通常のレッスンは、体を維持する為にあるもの。。というか。
舞台は通常レッスンとは別にリハーサルがあります。


ダンサーだけど、舞台の上では役柄があってそれを踊りで表現して演じるので、必ずしも基礎的な動きだけではありません。

大人になってせっかく趣味としてのバレエを始めても、すぐに止めてしまう人に多いのはその辺の理由が大きいと思います。

最初は色々違和感もあるし、何よりしんどいし思ってたよりもずっと地味だけど、騙されたと思って続けてみると、いずれ発表会なんかで踊れるようになってたりしますから。








楽しく踊れるのが一番。
楽しみましょ♪







2013年3月17日日曜日

映画「西の魔女が死んだ」

昨日は彼岸の入りで、実家の都合もあってお墓参りに行って来ました。

昨年新しくなったお墓には祖父母やその前のご先祖も皆入ってるけど、今の時点で遺骨が収まっているのは父と祖母。
三十三回忌が済んでいるお骨は土に還しました。




今月11日には震災から丸二年。
父が亡くなってから半年を少し過ぎました。


父は病気だったから、亡くなってから納骨までの全部を見届けれられました。


だから思います。
震災の被害に遭った人達の、短い時間であっという間にご家族をもぎ取られてしまった心労は如何ばかりか。

今でも行方不明のままで、遺体を確認出来ないまま葬儀を出すのがどれだけ複雑な心境か。
頭で理解はしても、諦めきれない。

見つかっても、身元が分からず帰る場所のない遺体。


もしそれが自分の家族だったらと思うと、言葉になりません。


あれから二年。
東北の復興をお祈りするとともに、亡くなった方々のご冥福をお祈りし、改めて御見舞申し上げます。





今週みたいに風邪を引いたり、ヘコんだりすると観る映画があります。


2008年公開の映画、「西の魔女が死んだ」。




おはあちゃん(サチ・パーカー)と孫娘まい(高橋真悠)が、おばあちゃんが一人暮らしをしている自然に囲まれた家で、ひと月程の時間を二人でご飯を作ったり掃除や庭仕事をしながら過ごす時間をメインに描かれています。



物語の中で問題になってくる部分は、ホントにとても些細な事です。
大人になるまでの間に体得してきたような「気がする」出来事です。


原作は子供達に向けた本ですが、大人の目で見ても感じる点があります。
口に出して言わないだけで、本当はどこかで引っ掛かってるのに、忘れるまで無かった事にしてるだけかも知れない。
本当は疑ってみたり、嫌ってみたり、そんな事を繰り返しているのに、それには蓋をする事を覚えただけで、気分は晴れないような。


この映画の「おばあちゃん」は、そんな晴れない気分の処し方を示してくれる存在です。
年を重ねて年季を積んで、色々知ってるおばあちゃんも一人の人間なんだなぁ。。と思う場面あり、かつては自分も「まい」だったと思う場面あり、その捉え方如何で、自分も無駄に年を食ってきてもないかぁ。。と思ったりします。
「おばあちゃん」と「まい」の中間辺り(嘘吐きました。。若干おばあちゃん側に近付きつつあるかも)に位置する私としては、どちらの心情も分かるようになってきた気がするというか。



タイトルの通り、おばあちゃんは亡くなります。
一緒に過ごす間に、まいはおばあちゃんに普遍的な質問をします。
「人は、死んだらどうなるの?」



父が亡くなるまであまり考える事のなかったテーマです。
父が他界した時に初めて真剣に考えました。
いや。。そんな漠然とした事よりも、多少鈍くさいところも持ち合わせていた父なので、ちゃんと行くところに行けてるのか?!とか、そっちの心配ですが。



おばあちゃんはその質問に身を以て答えてくれます。


前は、自分の最期なんて誰にも見られたくないって思ってました。
でもね、その瞬間完全に一人だったらものすごく怖い。。たとえその時死ぬのが自分だけでも。。と、父を見て思いました。


少子高齢化が問題視されてきている昨今、男性も女性も仕事をしていたら生きてはいけるけど、それを支え合える家族ありきの自分であり、守る人がいて初めて発揮する自分もあり。




「無条件に愛してくれる人」「無条件に愛せる人」そういう人がいる事に気付けている人生は幸せだと思います。










人生の最期は「面白かった」って笑いたい。





2013年3月15日金曜日

風邪引いた。

今週は風の強い日が多くて、満遍なく黄砂やPM2.5や花粉が降り注ぎ、寒暖差も激しい週でありました。

お陰さまでしっかり風邪を引き込み、ダウンしてました。
しばらく前から口の中にデッカイ口内炎が出来て、なかなか治らなくて、おっかしいなぁ。。と思ってたら、今週になって一気にきたようです。
口内炎から出血するってどうなんだろう。
とんでもなく痛かったんだよぉ。。






前はそこまで高い熱は出なかったんだけど。

元々扁桃腺を持ってて、でも切る程じゃなくて、真綿で首を絞めるかのように苦しんできましたが、それでも体力があったんだろうなぁ。。


ここ数年は風邪を引くと、インフルエンザでもないのに一気に高熱が出るのがホントに大変。

これだけ高熱になると、真剣に肺炎を懸念しなければいけない昨今でもあります。
今の年齢で肺炎を原因に孤独死は切な過ぎる。。




そう言えば、20代の頃だったかなぁ。

まだ実家に住んでる時に自分の部屋の掃除をしてて、しばらく放置したところを何も考えずにバシバシ叩いて埃を出してたらその埃が喉に入って咳き込んで、その夜高熱を出して翌日病院に行ったらインフルエンザって言われたバカっぽい事がありました。


埃の中にもいるんだよ。
ウィルスが。




今日は関節節々が痛いだけでなく、何て言うか、身体の芯が痛い感じ??
で、ぎくしゃくぎくしゃく。
妙な動きしか出来ず、職場で笑われて涙目でありました。



花粉症の方には辛い季節ですが、まだまだ風邪やインフルエンザも流行っているらしいです。
気を付けましょう。。





2013年3月10日日曜日

本当の「孤独」とは。

ここしばらくは月に一度くらいのペースで行ってる呉服屋さんに、今日も用事があって行って来ました。


3月9日に因んで、39(サンキュー)セール。
前にお願いしてた帯も仕上がってきたので、それも受け取りに行きましたが。。


如何せん風が強くてどう見ても黄砂+多分PM2.5も飛んで来てる臭い。
帯を持って外に出られず、足止めされてる間に色々商品を見せてもらいながら、全然違う話で盛り上がってきました。


まぁ。。大体どこでも。。ね。
つい話し込んじゃう気質ではあるんだけど。




お店の事は書いてもいいって言ってたので、呉服屋さんは京林さんといいます。
着物は同じ敷地内にある工房で作っていて、京都の呉服屋さんにも劣らない老舗です。


ものが好くて、仕立てもしっかりしていて、表の通りからはちょっと入ったところにあって、外観は一見して非常に入りにくい印象を持ち気味ですが、実は歴史に裏打ちされた良心的なお店です。

HPはありません。
扱ってる品物柄、やたらと画像を載せられないんだとか。
前にHPを作ってた時があったそうなのですが、何かと差し障りがあったらしく、止めてしまったとの事ですので、HPはなくても銀座や軽井沢にも出店してるくらいのお店ですから、ホントに信頼出来るお店だと思います。
HPがあるから良いって訳でもないと思うよ。
あればどんな感じか分かりやすいけど、業種によっては裏目に出る事もあるみたいで。




とか、そんな話も聞きかじりながら、話のメインになっていたのは、世の中には「理解不能な人」がいっぱいいるよね。という話。


私の仕事関係にも、不思議な人がお二人いらっしゃいます。
二人とも女性。


一人は年上、もう一人は年下。



二人に共通するのは、常時不機嫌である事。


たまーに機嫌が良くても、例えばふと手にしたものが汚れていたり破れていたりすると、たちまち怒り出しちゃう。

普通に考えれば、用途によっては他のと取り換えるなり、別にそれでも問題なければいんじゃん?っていうような些細な事だと思うんだけどね。

仮にムッとしたとしても、そこまで怒るような事でもないのに。。っていうところまで怒り出します。
周りの人に当たったりするのも激しいみたい。


このお二人に限らず、いるんだよね。
こういう人達。




じゃあ、周りがどう思ってるかというと、「めんどくさい」と思ってるだけよ。
皆大人だからね。
指摘して「それじゃ駄目よ」って教えてくれる人の方が余程親切なんじゃないかな。

「あ~あぁ。。」って思ってるだけで、他人であればある程に関わろうとはしません。



多分、前の私だったらそういう人を見るにつけ、イライラするし嫌ってたと思う。

ある程度の年を経て、「所詮は他人事」って遠巻きにしてるだけの自分がいる。
そこには好きも嫌いもないの。
ただ、関係ない。

仕事上関わりが全然ない訳でもないのよ。
それなりにはあるんだけど、どんな態度を取られようと、何を言われようと、私には関係ない事に感じられる。
そりゃ頭に来る事がないとは言わないけど、怒ったところでしょうがない。


そういう人達は、それが(ホントは許されてないけど)表立っては許されてる感のある状況にいるから、首の皮一枚でつながってるようなもんだと思ってみたらいいかもね。
人が集まって出来上がっている組織である以上、変化は避けられない。
その変化に合わせてやっていくしか方法はない。
でも彼らにとっては環境が変わった時、苦しい事になるだろうな。

周りからどんな評価を受けているかを知らずに、好き勝手言えるし出来る、なんて幸せな人達。。とは思う。
それは誰もが思うでしょ。
でもそこに気付かずにずっとそのまま、成長も出来ず、新しいアイデンティティもなく、人と楽しく関われない状況を自分で作ってるとはいえ、本当はその時点で既に本人にとってはすごく苦しいんじゃないかと思ったりもする。
時間が経つ内には新しい人とそれなりに出会う度に、自分が如何に何も変わってないかを実感するのは自分自身でしかないから。
人は鏡みたいなもんで自分と相対する相手の反応が、何人と出会おうが、どんな人と出会おうが同じようにしか感じられなかったら。。
本当は分かってるけど、自分から素直に開けられずに砕けられもしないのが苦しいのか。



それが苦しいから、いつも不機嫌?





かと言ってそれを指摘しようと思う程には、そういう人達に肩入れ出来ない。





昔から「長いものには巻かれよ」なんて言うけど、相手をよく見てからの判断でないと渡っていけないかもね。
巻かれてみたら短かったりして。

子供の躾には「皆仲良くしましょう」って言うけど、大人になったら付き合う相手も付き合い方も選べるようになります。


でもやっぱり、相手を想うからこそ、辛い指摘だったり叱ってもらえる自分では常にいたいな、と、私自身は思います。

そういう意味でのお叱りを、有難がれる自分でありたい。
どうでもいいやってなる方が怖い。
本当のひとりぼっちって、そういう事なんだと思う。




なぁんていうような事や、その他諸々、何となく語ってきた日曜日なのでした。




2013年3月9日土曜日

ジゼル ―Ballet Giselle―

急に暖かくなったぁ。
なんだか色々楽になった気がします。

とはいえ。


私の昨夜は夜遊びの日でした(笑)

女子会。の後、また遊んじゃった。



帰って来て、寝たのは5時。




夜中にコンビニに行って、調子に乗って買い物しました。



ゆず胡椒のじゃがりこですよ。

ゆず胡椒。

ウマー。




お陰で今日の午前中に、懲りずに呉服屋さんのサンキューセールに行く予定を寝過ごしました。
明日行くからいいんだけど。





今週からバレエのレッスンに復帰しました。

まだ少しばかりの違和感はあるものの、思いの外動いた。
けど、微妙なコントロールはまだ出来ないような気がしました。


ジャンプ系と左足だけでのルルベを控えながらレッスンしてると、足に掛かる負担て結構デカいもんだな。。なんて感じながら。
でも久し振りにようやく体を動かせてまずは満足。


そして、昨日の夜くらいからもれなく筋肉痛であります。



慣れた痛みではあるんだけど、バレエって足全体はもちろん、コアマッスルをふんだんに使うからなのか、全身にだるい筋肉痛です。
ここだけ痛いとかない。私だけ?



そんな筋肉痛の中、高~いテンションだけで夜遊びしてた訳です。





バレエの演目はたくさんありますが、一番好きなのは前回記事で書いた「ジゼル」です。

全二幕。


あらすじは。。

一幕

明るく天真爛漫で踊りが大好きなジゼルという女の子。
ジゼルには心臓に持病があります。

ジゼルの住む村にはヒラリオンという青年がいて、ジゼルに思いを寄せています。

そんな折、アルブレヒトという青年がその村を訪れます。
彼は実は貴族の青年で、ジゼルを見かけるなり一目惚れします。
剣とマントを小屋に隠し、従者に帰るよう命じてジゼルに声を掛け、二人はすぐに恋に落ちます。

ジゼルの友人達も遊びに来ている中、貴族の一行が通り掛かります。
ジゼルの母親は貴族達を出迎え、もてなします。

その貴族の中にアルブレヒトの婚約者がおり、アルブレヒトが実は貴族でジゼルとは身分が違う事が露見します。

それを知ったジゼルは取り乱し、死んでしまいます。


…と、ここまでが一幕。




二幕

ジゼルの村には古い言い伝えがあります。
若い娘の内に死んでしまうとウィリという精霊になり、夜の森に来る若者を朝まで踊らせて殺してしまう。

ジゼルを葬った夜、アルブレヒトがジゼルのお墓に現れます。
自分のせいでジゼルを死に至らせた事を深く悔やんでいると、ウィリとなったジゼルが現れます。

その頃、村の青年ヒラリオンもジゼルのお墓のある森にいました。
彼はあっさりウィリの女王ミルタとその仲間達に見つかって殺されます。

アルブレヒトもウィリに見つかって踊らされますが、ジゼルがミルタに懇願します。
自分も一緒に踊るから、アルブレヒトを殺さないで欲しい。
ミルタは許しません。

そうこうしている内に、朝になりました。
ウィリ達はそそくさと帰っていきます。

ジゼルもアルブレヒトに別れを告げて、お墓に帰っていきます。
アルブレヒトは一人残されます。


。。。とか、そんな話。
バレエ向き。





ロマンティックバレエ、バレエブランと言われる代表的な作品です。
オーストリアの地方に伝わる話をモチーフに作られたらしい。

話の向きはかなりバレエに都合がいいのですが、舞台の華やかさは素晴らしいと思います。


一幕のカラフルなイメージから一転、二幕はモノクロの世界になります。
そのギャップもまたいいんだよね。




動画は東京バレエ団、ジゼル役は上野水香。
ローラン・プティのお気に入りダンサーです。



バレエというと、チャイコフスキーの三大バレエ(白鳥の湖、くるみ割り人形、眠りの森の美女)を思い出す方が多いとは思いますが、こういうロマンティック系の舞台も面白いです。




またバレエ人口が増えるといいなぁ。
痩せるよ。マジで。







2013年3月3日日曜日

藤岡茶道会大茶会

とても風の強かったこの週末。

雛祭りでもある今日、藤岡のお茶会に行って来ました。





どのお茶席もお花や香合、お茶碗に至るまで雛祭りや春を意識したお道具がいっぱいでした。
お茶券は三枚なので、入れるのは三席だけど。

遠目に見ても侘助や桃や菜の花等の春のお花が活けてあって、お茶碗も次客以降のお茶碗は雛人形や桃や梅の花が描かれたものもあり、毎年このお茶会から春を感じているように思います。

お菓子も春の色合いのものが多かったです。





今回は到着したのが思いの外早くて、最初にお濃茶席に入らせて頂きました。
こちらはお稽古をご一緒していて、先日セドナでのお土産をくださった先生のお席です。


朝一番のお濃茶は早起きの眠い目に嬉しい(笑)
抹茶はやっぱり強いらしく、朝一のお濃茶はコーヒーよりも目が覚めます。
なかなか朝っぱらからお濃茶点てられる程の優雅な生活は出来ないけど。

ちなみに私は朝は基本ご飯派なのに、コーヒーだけは淹れます。
コーヒーも大好き。

本来、今月はまだ炉の季節です。
でも会場の都合で大抵のお茶会が炉で開かれる事はあまりありません。たまーに、かな。
なので、日頃のお稽古は炉でお点前しているのですが、お茶会の時だけは風炉になるので、急遽練習しないといけなかったりします。
特にお濃茶は炉と風炉でお道具を置く場所だけでなく、抹茶がお茶碗に入るまでは窯の蓋をその都度閉めたり、中仕舞いがあったりという大まかなところから細かなところまで変わるのでとても混乱します。
今日の一席目のお濃茶席でお点前をされてた方も、とても緊張されていました。
でも、お菓子もお茶も本当に美味しく頂きました♪



二席目では武者小路千家さんのお席に入りました。

こちらでもまた目に鮮やかな色のお道具がたくさん。
このお席は毎年恒例のお菓子があります。

藤団子っていいます。

ホントは黄色の隣に緑があるんだけど、お茶を頂く前に緑は食べちゃった。
ので、ありません。

このお菓子は厄除けや五穀豊穣を意味していて、一個はお席で食べて、残りは「お持ち帰りください」って出されます。
色によってちょっと味が違います。



三席目も同じ先生の元でお稽古している方のお席でした。
橘の花を模ったお菓子もまた美味しかったです。





この冬は寒過ぎて、本来は冬の花である椿が咲かなくて先生方は茶花にご苦労されてました。


少し暖かくなってきて、ようやく咲き始めたのが侘助。
今日もお床に飾ってありましたが。。

侘助は私の好きな花の一つです。

こんな感じで下を向いて咲きます。
何が申し訳ないのか、侘びるように下を向いて咲く事から「侘助」という名前が付いたとか。
そりゃまぁ、枝の状態によっては上も向くかも知れないけど、花自体は下を向くそうで、茶花としてかなり一般的な花でもあります。
花言葉は「控えめ」「静かな趣」「簡素」だそうです。






百合も好き。
下向いて咲く花ばっかだな。


花言葉は「純潔」「威厳」「無垢」「壮大な美」との事。
百合にはどうもバレエ「ジゼル」のイメージが強い。
一幕の最後に死んでしまう主人公ジゼルのお墓の前で、アルブレヒトが二幕の最初に持ってる花が百合です。
そっちはまたその内書きます。
キリがないからね。






あと、梅の花。
寒ーい冬を耐えきって蕾を膨らませて、春が来た!って知らせるように一番最初に上を向いて咲くのが好き。


上も向かなきゃね。
花言葉は「高潔」「上品」「忍耐」「忠実」「独立」「厳しい美しさ」「あでやかさ」、白は「気品」だそうです。
花の香りも、ついでに言うなら梅干しも好き。
梅風味の~って銘打ってあるとつい買っちゃう。
つい食べ物ネタに走っちゃう。「気品」もへったくれも。。




何となく、好い事がありそうな気がする、春です。







2013年3月1日金曜日

Michael Jackson The IMMOTAL world tour

2011年12月、マイケルのトリビュートライブが行われました。
その前の11月、何を考えたかあのライブのバックダンサーオーディションに参加してから、もう一年以上が経ちました。

あの時はあんまり何も考えずに参加だけしてみようって思えたのに。

色んな人に背中を押してもらって、参加だけはしてみたのに。



もちろんオーディションに受かるかどうかよりも、参加する事に意義がある!って行ったし、バレエ畑の私が馴染みのないHiphopなんてそう簡単に踊れる訳もなく、オーディションには落ちましたが、それでもマイケルの音で踊れるのがただ楽しかった。

今でもあのオーディションはいい経験になったと思ってます。



あれから時間が経って、その間にも色々あって、考え方も多少変わってきて。






今年5月、シルク・ド・ソレイユの「ザ・イモータル」の来日公演が掛かります。


行きたいなぁ。。
さいたまスーパーアリーナなら、遠くはないし、チケットさえ取れれば行けるんだけど。。



「マイケルが居ない」と思うと途端に気が引けてしまう。

楽しいはずの舞台を見ながら悲しくなりそうで。



「居ない」と思うのが嫌なんだな。



マイケルにいて欲しいんだな。




観に行きたい。
けど、何となく行ける気がしない。





楽しそうだなぁ。


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私と同じように思ってるファンて、どれくらいいるんだろう。